腕組みで相手の心理・性格がわかる?左右の組み方で見極めるコツ

仕事中や人と話している最中に、つい腕組みをしていることはありませんか。
実は何気なくしている腕組みには、その人の心理状態が表れているといわれています。
腕組みのしぐさにはどんな人間心理が表れているのでしょうか。
この記事では腕組みをする心理や腕組みをしている人にみられがちな性格などを詳しく解説します。
腕組みをする人はどんな心理状態なのか、周りにどんなイメージを持たれているのかチェックしていきましょう。
Contents
腕組みをする心理
まず、腕組みをするときはどんな心理状態なのか確認してみましょう。
警戒心を持っている(防衛状態)
腕組みは心理的防衛として行動に表れる場合があります。
初対面で相手に警戒心を持っているときなどに、腕を組んで自分を守ろうとします。
相手を拒絶している
相手を拒絶している場合も、心理的防衛として腕組みをするケースがあります。
相手と関わりたくないという深層心理が腕組みとしてしぐさに表れます。
自分の強さを示している
腕組みをすることは、自分の権威や強さを示す行動でもあります。
そのため、「自分の立場の方が上だ」と相手を威圧しているときも腕組みをします。
自分を慰めている
腕組みは寂しかったり、緊張していたりするときにもすることがあります。
これは自分の体を触って気持ちを落ち着かせるために行っています。
心理学用語では「自己親密行動」と呼ばれていて、安心するために髪や唇を触るのと同じような意味があります。
考え事に集中している
会議中や話し合いの最中に腕組みをしているなら、考え事に集中している場合もあります。
相手と一旦距離を置いて考え込みたいときや、頭を巡らせている間の無防備な体を守るために腕を組んでいる可能性があります。
腕組み癖の人はこんな性格にみられがち!
腕組み癖のある人は周りにこんな性格だと思われているかもしれません。
腕組みをしていると、どんな印象を与えるのかチェックしておきしょう。
頑固・プライドが高そう
腕組みをしている人は、頑固で人の意見を受け入れないようにみられることがあります。
自信満々でプライドが高そうに感じて、相手は萎縮しているかもしれません。
攻撃的で敵対心があるようにも見えるため、ビジネスマナーとして失礼な行為と思われることもあります。
とくに日本よりも海外ではあまりいい態度とは見られないので、海外での商談では気をつけた方がいいでしょう。
真面目・頭が良い
腕を組んで考え事をしていると、真面目で頭がいいようにも見えます。
シチュエーションによっては嫌な印象ではなく、好意的に受け止めるケースもあります。
相談したときに腕を組んで真剣に考えてくれていたら、魅力的に感じるかもしれませんね。
心を開いてくれない
腕組みは信用されていないように感じたり、心を開いてくれていないと感じる場合もあります。
「嫌われているのかも…」と、相手が勘違いしてしまうと避けられる可能性もあるでしょう。
本当に距離を置きたい相手ならいいですが、仲良くしたい相手まで離れてしまう場合もあるので注意しましょう。
否定的
腕組みをしている姿は意志が強そうで、相手の意見を受け入れないような印象を与えます。
相手は話しづらさを感じていることがあり、話す前から意見を言うのを諦めてしまうこともあるでしょう。
ちょっとしたしぐさでも相手にはボディランゲージとして伝わってしまうものです。
何気ない腕組みが原因で、人間関係に影響が出ないように気を付けましょう。
腕の組み方から心理を読み解く
腕の組み方によって、心理状態を読み解くことができる場合もあります。
会話中に腕組みをしている人がいたら、よく観察をしてどんな心理状態か確かめてみましょう。
こぶしを握りながら
こぶしを握り、肘を高い位置にあげて前に突き出した腕組みをしているなら、警戒心が強くなっている状態です。
手を開いているのは心を開いている証となるため、ぎゅっとこぶしを握っている人は相手を拒否している可能性が高いと読み解れます。
唇を噛むのも攻撃的になっているしぐさなので、腕組みと一緒にしていたら距離を置いてそっとしておいたほうがいいでしょう。
二の腕をつかみながら
腕の組み方が深く、二の腕をつかんで自分を抱きしめるように腕組みをしている場合は、自己親密行動として現れているしぐさです。
寂しさや不安、緊張などから、自分を落ち着かせるために腕組みをしています。
会話中に相手がこのような行動をしたときには、不安になるようなことを言っていないか注意しましょう。
親指だけ出しながら
親指を立てるのは自分に自信があり、地位が高いことを示すポーズです。
脇の下あたりに手を入れて、親指がまっすぐ上を向いている腕組みなら自信に溢れている状態といえます。
ただし、親指が出ていても自分を抱きしめるように腕組みをしているなら、二の腕をつかんだ腕組みと同じように不安や緊張、警戒心を感じている場合もあります。
背中を丸めながら
背中を丸めるような姿勢で、腕組みの位置が下になっている場合は、不安や焦り、動揺を感じている状態です。
自分に自信がなく、なかなか意見が言えないことを不満に感じて腕組みをしているケースもあります。
同時に二の腕や肩を触るようなしぐさをしていたら、不安感が強くなっている可能性があるので、相手をリラックスさせてあげましょう。
「ポーズ」の腕組み
写真を撮るときに腕組みのポーズをしている人は、自分の自信や地位の高さを表している可能性があります。
レストランのシェフやラーメン屋の店主などの写真を見てみると、胸を張って腕組みをしていることが多くありますよね。
腕組みをしているとこだわりが強く感じて、その人の作る料理が美味しそうに感じるものです。
そういった自信や権威をアピールするために、わざと腕組みをするケースもあります。
女性に多い!片腕だけ組む
両腕ではなく、反対側の腕や肩に手を回して腕組みのようにしている女性をよく見かけませんか。
これも警戒心や緊張を感じて自分を安心させるためにしている行為です。
飲み会やパーティー会場で片腕を組んでいる女性がいたら、その場に馴染めず心細かったり、苦手な男性に話しかけられて警戒していたりする可能性があります。
腕組みの代わりに小物を使う
不安や緊張を紛らわすために、腕時計やブレスレットなどを触るしぐさをする場合もあります。
腕組みをしたり髪に触ったりするのが失礼な状況では、手元にあるものを触って気持ちを落ち着かせようとすることもあります。
ちなみに、手を後ろに回して隠しているようなしぐさも、相手を拒否している可能性があるので注意しましょう。
人間観察をするときには、手の動きをチェックすると相手の気持ちが読み取りやすくなりますよ。
腕の組み方は左腕と右腕どちらが上?
腕の組み方によってその人のきき脳を見分けられるといわれています。
腕を組んだときに、左腕と右腕どちらが上にくるか確認してみましょう。
【左腕が上】感情表現タイプ
腕を組んだときに左腕が上にくる人は右脳がきき脳になる感情表現タイプです。
空間を立体的にとらえるのが得意で、感情が豊かな傾向があります。
【右腕が上】思考表現タイプ
腕を組んだときに右腕が上にくるなら、左脳がきき脳の思考表現タイプになります。
倫理的に考える傾向があり、言葉の理解力が高いのが特徴です。
どんな性格か気になる人がいたら、心理テストをして一緒に楽しんでみましょう!
周囲への印象が大きく変わる腕組みの癖をなくそう!
腕組みは人それぞれ異なり、そのしぐさに表れる心理状態もさまざまです。
しかし、なかには体が楽だから腕組みをしているだけという人もいるでしょう。
その場合は老化や運動不足による筋力低下が原因で、腕組みをしているケースもあります。
そのまま腕組みを続けていると、さらに筋力低下を招くこともあるので注意したい点です。
腕組みは自分の知らないところで、マイナスなイメージを持たれてしまう可能性もあります。
誤解を生んで相手との関係性を壊さないように、腕組みの癖は直すようにしましょう。
- 腕組みは、防衛や威嚇、慰めなどの心理状態を表している
- 腕組みをしていると、頑固、プライドが高いなどのイメージを持たれがち
- 腕の組み方によって心理を読み解くことができる
- 左腕・右腕のどちらが上にくるかで「きき脳」がわかる
- 悪い印象を持たれないように腕組み癖は直すのがおすすめ