すぐ怒る人に共通する特徴とは?心理や原因、対処法と試してほしい直し方

職場の上司や、恋人、友達などにすぐ怒る人っていませんか?
怒りの沸点が低く、すぐにイライラしたり怒鳴ったりしてくる人とは、どうやって付き合えば良いか悩んでしまいますよね。
この記事では、すぐ怒る人の特徴や心理、すぐ怒る人になってしまう原因や上手に付き合う方法について徹底解説していきます。
怒りっぽい性格を直したい人に向けて、怒りのコントロール方法も紹介するのでぜひ試してみてください。
Contents
すぐ怒る人に共通する特徴
はじめに男性女性関係なく、すぐ怒る人に共通する特徴を解説します。
自分の周りのすぐ怒る人に当てはまっているかチェックしてみてください。
自分の意見を押し付けがち
すぐ怒る人は、自分の意見を押し付けがちです。
常に自分の考えや価値観が正しいと思っているため、相手と意見が食い違うと自分の意見を貫き通すために怒ってしまうのです。
「職場の上司が人から間違いを指摘されると怒鳴り出す」というのはあるあるですよね。
気持ちの切り替えが苦手
気持ちの切り替えが苦手なのは、すぐ怒る人の特徴です。
冷静な行動が出来る人は、失敗してもすぐに気持ちを切り替えてカバーをします。
一方で、すぐ怒る人はいつまでも過去の失敗を引きずってしまい、イライラが続いてしまうのです。
もし仕事で誰かが過去に失敗をしていれば、いつまでもその人を責め続けるでしょう。
神経質なタイプ
神経質なタイプの人は、大雑把なタイプの人に比べて怒りやすい傾向にあります。
他の人が無視するような細かいところまで気になるため、イライラして怒りだしてしまうのです。
少しでも仕事のやり方が違っているだけでも、神経質なタイプの人には怒られてしまう可能性があるでしょう。
プライドが高い
プライドが高いのも、すぐ怒る人の特徴です。
実は小心者で常に周囲の人からの評価を気にしているため、冗談で少しからかっただけでも怒りだしてしまうでしょう。
このような人といると、プライドを傷つけないように発言しなければいけないので気疲れしてしまいますよね。
せっかちな性格
すぐ怒る人は、せっかちな性格であることも多いです。
短気でいつも焦っているため、物事がスムーズに進まないとイライラが募り、最終的には怒りが爆発してしまいます。
相手の話を落ち着いて聞けないため、話が通じないことも少なくありません。
すぐ怒る人はどんな心理状態なの?
すぐ怒る人には、どんな心理が潜んでいるのでしょうか。
次に、すぐ怒る人の心理状態について解説します。
ストレスを発散したい
そもそも怒りの感情は、不安や悲しみなどのネガティブな気持ちを少しでも発散するために生まれるものです。
日頃から不満やストレスを抱えていると、それを発散したい無意識の心理から、怒りっぽくなってしまうと考えられます。
人に対して強く当たっている人は、日頃から大きなストレスを抱えているのかもしれません。
常に自分が一番でありたい
常に自分が一番でありたいという心理が、怒りを作りだすことも考えられます。
プライドが高く自己顕示欲が強い人は、誰かにバカにされたり見下されることが何よりも許せません。
他人にプライドを傷つけられないために、先手を打って怒り、自分が上の立場だという主張をしているのです。
物事を自分の思い通りに進めたい
すぐ怒る人は、物事を自分の思い通りに進めたいという心理を持っている場合もあります。
常に自分が一番だと思っていて、周りの人も自分の思い通りにしたいという支配欲から、怒りで他人をコントロールしようとしているのです。
このタイプの人たちは、少しでも自分の思い通りにいかないことがあるとすぐに怒りだしてしまうでしょう。
すぐ怒る人になってしまう原因とは
すぐ怒る人も、子どもの頃から怒りっぽかったわけではありません。
では、なぜこのような性格になってしまったのでしょうか。
ここでは、すぐ怒る人になってしまう原因について解説します。
慢性的なストレス
慢性的なストレスを抱えていることが、怒りっぽい原因になっているケースがあります。
嫌なことがあったり不満がたまったりしていると、誰でもイライラしてしまうものですよね。
すぐ怒る人は仕事や人間関係でストレスを慢性的に抱えていて、精神的余裕がなくなり怒りっぽくなってしまうのです。
強すぎる自尊心
すぐ怒る人になってしまう原因が、強すぎる自尊心にあるかもしれません。
自尊心が高い性格の人は、向上心があり努力を怠らないなどの長所があります。
その一方で、自分の能力や立場を否定されるような発言には、すぐにカッとなってキレてしまうことがあるでしょう。
無意識に求める見返りから
特に恋人が怒りっぽい場合に多い原因として、無意識に見返りを求めていることが挙げられます。
恋人に対し自分がしてあげたことへの見返りを求めていると、「私はこんなにしてあげたのに」といった不満から、怒りが湧いてきてしまうのです。
病気や障害である可能性も
あまりに感情のコントロールができないのであれば、病気や障害である可能性も否定できません。
ADHD(注意欠如・多動性障害)と呼ばれる発達障害の一種には、感情のコントロールができなくなるなどの症状があります。
カッとなったら感情が抑えられずにすぐに手が出てしまうのも、この障害に起因する行動のひとつ。
この障害は、幼少期の頃だけでなく中高年になってから気付くケースもあり、仕事に支障をきたしてしまう可能性もあるのです。
日々の生活で支障が出ている場合は、病院でカウンセリングを受けたり、保健所や精神保健福祉センターへ相談してみることをおすすめします。
すぐ怒る人が怖い…上手な対処法
「上司にいつも怒鳴られる」「彼氏が常にイライラしている」という状況にあると、コミュニケーションをとるのが怖いと感じてしまいますよね。
このような場合には、どのように対処すれば良いのでしょうか。
ここでは、すぐ怒る人と上手に付き合う対処方法について解説します。
相手の怒りポイントを見つけておく
すぐ怒る人にも、許せない発言や怒る理由があります。
相手の怒りポイントやNGゾーン、許容ゾーンを事前に見つけておけば、急に怒りだすのを避けられるようになるでしょう。
相手の価値観を知り、どんなことが許せないのか把握しておくことで今後のコミュニケーションの対策になりますよ。
怒りが増すような態度はとらない
相手が怒ってしまったら、怒りが増すような態度をとらないように意識しましょう。
例えば、相手が怒っているのに目をそらしたり下を向いていたりするのは、相手の怒りを増長しかねません。
謝罪が必要なシーンではきちんと謝ることはもちろん、相手の目を見てしっかりと話を聞くことが大切です。
状況によって聞き流したり距離を置いたりする
常に相手の機嫌を損ねないように話をしたり、怒りを買わないように対応をしたりしていると、一緒にいること自体に疲れてしまいますよね。
相手が理不尽に怒っている場合には、聞き流したり距離を置いたりしても構いません。
状況を見て判断しながら、上手に対応していきましょう。
すぐ怒ってしまう自分が嫌い…試してほしい直し方
最後に、「小さいことでもイライラしてしまう」「いつも怒ったあとに後悔する」といった悩みを抱えている人に向けて、アンガーマネジメントの方法を紹介します。
アンガーマネジメントとは怒りの感情と上手に付き合うための心理術です。
怒りっぽい性格を直したい人は、ぜひ試してみてください。
怒りのピークまで耐えること
アンガーマネジメントでは、怒りのピークは6秒とされています。
この6秒間の怒りのピークさえ耐えられれば怒りを落ち着かせることができますよ。
怒りの感情が湧いてきたら、深呼吸をしたり一旦その場を離れたりして、冷静な自分を取り戻しましょう。
自分の中の基準や思考を変えてみる
怒りっぽい原因は、性格や環境だけでなく自分の思考に原因があるかもしれません。
短気で怒りっぽい人は、自分自身の基準や思考から外れた行動に対して、怒りを感じてしまう傾向にあります。
「この人は自分と別の考えを持っているんだな」「人それぞれ違う意見を持つのは自由」と寛容な思考ができれば、相手の取った行動に不満を感じることも少なくなるでしょう。
ストレス発散を心がける
怒りの感情を少なくするためには、何よりもストレス発散を心がけることが大切です。
平常心をもたらす脳内物質であるセロトニンは、規則的な生活や運動などで増えるといわれています。
週末には運動をしたり好きなことをしたりして、リラックスして過ごせると、イライラすることも少なくなるはずですよ。
短気は損気!自分にも相手にも上手く向き合いましょう
すぐ怒る人には、神経質なタイプやプライドが高い人が多いといえます。
職場や友達、恋人にこのような怒りっぽい人がいる場合には、相手の怒りポイントを見つけて上手くコミュニケーションをとりましょう。
ただし、あまりに相手が理不尽に怒っていたり、対応に疲れてしまったりしたら距離を置くことも大切です。
また、自分自身の怒りっぽい性格に悩んでいる人は、怒りのコントロール方法をぜひ試してみてください。
短気は損気!穏やかに過ごした方が充実した毎日を送れますよ。