口だけの人の特徴とは?口だけで行動しない人の心理や上手な対処法を解説

言うことだけは立派だけど行動が伴わない「口だけの人」っていませんか?
口だけの人に付き合っていると無責任な発言に振り回されてしまうため、できるだけ関わりたくないものですよね。
しかし、職場や友人関係にそういった人がいる場合は、どうしても避けて通れないこともあるでしょう。
今回の記事では、そんな口だけの人の特徴や心理、上手な対処法を紹介していきます。
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口だけの人とは
口だけの人とは、発言内容は素晴らしいにも関わらず実際の行動が伴っていない人のことを意味します。
話す内容と行動にギャップがあるため、口だけの人の言葉を信頼するのは大変危険です。
発言ばかりが立派で問題行動が多いので、周囲の人たちは扱いに困ってしまうこともあるでしょう。
そうした口だけの人は老若男女問わず存在するため、トラブル回避のためにも相手の心理や対処法を知っておくことが大切です。
口だけの人の特徴
まずは、口だけの人に共通する特徴を知っておきましょう。
もし身近に当てはまる人がいる場合、その人は口だけの可能性があるので注意することをおすすめします。
発言に行動が伴わない
口だけの人は、そもそも発言に行動が伴わないことが多い傾向があります。
自分から「〇〇できます!」「やっておきますよ!」と威勢のいいことを言っておいて、いざ聞いてみると、まったく進んでいないなんてことは日常茶飯事です。
また、理想や計画を大きく語る癖もあり、発言と行動が大きく乖離しているのも特徴といえます。
物事を深く考えず思いつきで行動する
口だけの人は、物事を深く考えず思いつきで行動することも多いでしょう。
先々のことまで考えず、その場のノリや気分で動いてしまうため、後で計画が頓挫してしまうことも少なくありません。
本人がそもそも深く考えていないので、自分の思いつきで周囲が迷惑しても、反省することはあまりないでしょう。
地道に積み重ねる作業が苦手
口だけの人は地道に積み重ねる作業が苦手です。
成果を挙げるには精一杯努力することが必要となります。
しかし、口だけの人は「最小の労力だけで賞賛を得たい」という考えを持っています。
そのため、彼らにとってコツコツした作業は面倒なものであり、重要度も低いと考えているのです。
周囲からの信用度が低い
発言だけ立派で実行力が伴っていない口だけの人は、周囲からの信用度が低い傾向があります。
「あの人は言うことだけは立派だけど全く行動しない」というのは一緒にいればすぐわかることなので、職場や学校でしっかりとした信頼関係を築くのが難しくなってしまいます。
結果、「いつの間にか周りから人が離れていき孤立してしまう…」なんてことになってしまうのです。
言い訳ばかりする
言い訳ばかりするのも、口だけの人の特徴です。
一般的に「失敗したら謝罪してやり直せばいい」と思うところですが、口だけの人は責任を取りたくない気持ちの方が強いため、言い訳して逃れようとしてしまう傾向があります。
失敗しても改善しようせず、やたら言い訳や理屈を並べてくる人は、口だけの人である可能性が高いといえるでしょう。
口だけの人になってしまう原因と心理
では、なぜ口だけの人は行動が伴わない発言を繰り返してしまうのでしょうか。
その原因や心理を見ていきましょう。
物事を後回しにしてしまうから
口だけの人は、面倒な物事を後回しにする傾向があります。
いくら後回しにしたとしても、やらなければならないことが消えるわけではありません。
しかし、口だけの人は「今が良ければいい」という思考が強いので、面倒な物事をつい後回しにしてしまうのです。
そうしたいい加減な性格が、発言と行動の乖離を生んでいるのでしょう。
根拠のない自信があるから
口だけの人は、なぜか根拠のない自信を持っています。
「今は本気出してないだけ」「自分はやればできる人間だ」と思いこんでいるところがあるので、自分の能力に合っていない仕事や依頼などを何でも安請け合いしてしまう傾向があります。
自分自身を過信しすぎて安請け合いをしてしまい、結果が伴わないことによって、周囲の人から「口だけの人」と評価されることがあるのです。
人から褒められるのが好きだから
口だけの人は他人から褒められるのが大好きです。
他人から「すごい人物だ」と思われたいがゆえに盛った発言をすることも多いでしょう。
またその延長で、できもしないことでも「できる」と言ってしまい、無責任に仕事や依頼などを引き受けてしまうこともあります。
「そんなこともできるんだ!」と褒められれば満足。
しかし、実際の結果には興味がないのも特徴です。
口だけの人への上手な対処法
責任感がなく大言壮語しがちな「口だけの人」。
そんな口だけの人との間にトラブルを起こさないためには、一体どのようにすればいいのでしょうか。
上手な対処法を紹介していきます。
できるだけ関わらないようにする
口だけの人を改善させるのは、そう簡単ではありません。
そこまで悪気のないタイプの口だけの人には、相手にいくら指摘してもピンとこないため、徒労に終わってしまうことが多いでしょう。
相手に無責任な発言をやめさせるよりも、できるだけ関わらないようにする方がベターだといえます。
どうしても関わらなければならない相手の場合は厄介ですが、もし避けられるのであれば最低限の付き合いにとどめることをおすすめします。
約束や発言を記録に残す
取引先や上司など、利害関係の生じる相手が口だけの人な場合はかなり面倒です。
言った言わないでお互いの意見が食い違い、最終的に責任のなすりつけ合いになる可能性もあるでしょう。
なので、そうした相手との約束や発言は、なるべく記録に残すように心がけてください。
メールで言質を取る、手帳に記載するなど、しっかり発言したことを証拠に残すことで相手もいい加減なことが言えなくなるでしょう。
大事なことは任せないようにする
残念ながら、口だけの人はいい加減な仕事をすることが多いです。
仕事や依頼を全面的に任せてしまうと、自分や周囲の人たちが割を食うことになってしまいます。
なので、口だけの人には最初から大事なことは任せないようにしましょう。
少し理不尽に感じるかもしれませんが、大事なことを任せて放棄されるよりはマシです。
簡単な仕事や調整の利く仕事を任せておけば、不公平感も解消できるのではないでしょうか。
具体的に話を詰めるように意識する
口だけの人は、物事を実行に移すまでの細かい過程を面倒がる傾向があります。
なので、口だけの人と何かをやるときは具体的に話を詰めるようにすることを意識しましょう。
「〇〇やっておいて」と曖昧に任せてしまうと、自分で判断できず何も行動しない可能性があります。
そうしたことを予防するためにも、「〇日までに△△をする」「終わったら〇〇さんに確認を取る」といったように、具体的にやるべきことを決めてしまうのがおすすめです。
それでも心配な場合は、進捗状態をこまめに確認するようにしてください。
そうすることで、相手も言われた通りに動いてくれるはずでしょう。
口だけの人の特徴を理解して上手に対処しよう
口だけの人は、目先の「褒められたい」という欲求から、つい立派な発言をしがちです。
しかし、それを信用してしまうと結局仕事が進まなかったり、周りがリスクを背負ってしまったりしてしまうでしょう。
もし周囲に口だけの人がいるなら、その相手を上手くコントロールすることが大事です。
「相手の力量に合わせて重要な仕事は振らない」「相手の言ったことはしっかり証拠を残しておく」といったことを心がけておけば、口だけの人とのトラブルを予防することができるでしょう。
- 口だけの人とは、言うことは立派だけど行動が伴っていない人のこと
- 口だけの人は、思いつきで行動する・地道な作業が苦手・言い訳が多い、などといった特徴がある
- 物事を後回しにする・根拠のない自信がある・褒められるのが好き、といった理由から口だけの人になりやすい
- 口だけの人に上手く対処するにはできるだけ関わらないのがベストだが、仕方なく関わるのなら「発言の証拠を残すこと」や「重要な仕事を任せないこと」が大事