徳を積む意味とは一体?徳を積むための心得・方法・得られる効果を徹底解説
「徳を積むと良い」なんて言葉を耳にしたことはありませんか?
聞いたことはあっても、そもそも「徳」とは何を意味するのか、よくわからない人もいるかもしれません。
そこで今回の記事では、徳を積むことの意味や、徳を積むことで得られる効果について解説していきます。
「徳を積むとどうなるの?」と疑問に感じている人も「徳を積んでも意味ない」と思ってる人も、ぜひ最後まで読んでみてください。
Contents
徳を積むとは
徳を積むとは、善行を重ねることです。
「人や社会に対して良い行いをすると、いつしか自分も報われる」という意味合いがあります。
まずは、徳を積むという意味について詳しく見ていきましょう。
「徳を積む」の意味
徳とは平たくいうと「人間の良い行い」を指す言葉です。
つまり徳を積むとは、善行を重ねることを表します。
こうした概念は、儒教などの東洋思想に顕著であり、仏教や西洋思想においても「徳」の思想は存在しています。
徳は人間の道徳性や社会性が発揮された結果であり、それを重ねることで他者からの尊敬や感謝を集めることができます。
松下幸之助などの社会的成功者も、生前、徳の重要性について話していたそうです。
とはいえ、相手にわかる善行だけが「徳」というわけではありません。
相手にわかる善行のことを「陽徳」といいますが、「陰徳」といって相手からの見返りや礼を求めない善行というものがあります。
「徳を積む」の意味する良い行いは、この「陰徳」を指すことが多いです。
人に知られずとも、良い行いを積み重ねていくことが「徳を積む」ことにつながっていくのです。
種類
「徳を積む」には以下の種類があります。
- 【体施(たいせ)】
体を動かして世の中のお役に立つ行いをすること - 【物施(ぶっせ)】
人にプレゼントを渡したり、自分が持っているものをあげること - 【顔施(がんせ)】
微笑みを周りに良い影響を与えること - 【念施(ねんせ)】
世の中の幸せを祈ること - 【法施(ほっせ)】
人生が豊かになるように教えを説くこと
ことわざ「陰徳あれば陽報あり」に通ずる
「陰徳あれば陽報あり」とは、陰で良い行いをしていれば後から報われるといった意味のことわざです。
もともとは中国の思想書『淮南子(えなんじ)』に由来する言葉で、
「陰徳有る者は、必ず陽報有り。陰行有る者は、必ず昭名有り」
− 人知れず徳を積めば、必ず良い知らせがあり、陰ながら良い行いをする人は、必ず名誉が得られる
と記されています。
まさに、徳を積むことに通ずる行為ですので、「陰徳あれば陽報あり」と言い換えることもできるでしょう。
道端のごみを拾ったり、募金箱に寄付したりする行為は、なかなか人の目にふれるものではありません。
しかし、こうした良い行いを積み重ねていくことが「徳を積む」ことになり、ひいては自分自身にも「陽報」をもたらすことにつながるのです。
徳を積むことで得られる効果
徳を積むことで得られる具体的な効果は以下のとおりです。
人望が得られる
徳を積んでいる人の周囲には、人が集まりやすくなります。
他人のためを思い、いつも親切に行動している人には、恩返しをしたいと思っているような人が近づいてくるものです。
そのため、徳を積むことで人望を得たり、人間関係が豊かになったりする可能性が高まります。
仕事がうまくいくようになる
徳を積むような善行は、たとえ人知れず行っていたとしても、なんとなく周囲に伝わっていくものです。
そうして得た人望は、仕事にもいい影響を与えてくれます。
もしも、何か仕事でトラブルがあっても、普段から徳を積んでいる人なら必ず周りが手を差し伸べてくれます。
また、1人だけではできないような仕事も、周囲の協力でうまくいきやすくなるため、徳を積むことは仕事を成功につなげる行為でもあるのです。
良い出会いが訪れる
徳を積むことは、本人の運気上昇にもつながります。
あなたの良い行いに応えるように、良い出会いが増えるようになります。
仕事関係や友人関係はもちろん、恋愛においても良い出会いが訪れるようになるのです。
類は友を呼ぶという言葉があるように、素敵な人は素敵な人たちを呼び寄せるもの。
良い出会いを叶えたいなら、まずは徳を積んで自分が素敵な人になることが大切です。
前向きになる
徳を積むことは、周りだけでなく自分にとっても心地のいい行為です。
そのため、徳を積み重ねていけば、どんどん考え方も前向きになっていきます。
ポジティブな行為はポジティブな考えを生み出します。
そして、その前向きさがさらなる善行につながるため、好循環を生み出すのです。
欲しかったものが手に入る
徳を積むことで、欲しかったものが手に入りやすくなります。
欲しかったものをプレゼントされる、必要な情報が手に入るなど、目に見えるものから見えないものまで、ちょうどいいタイミングで手にすることができるでしょう。
また、お金に困らない、困ったときも臨時収入が入りやすくなるなど、金運が上昇するという嬉しい効果もあります。
なかなか恋愛が上手くいかない独身アラサーOLミサキ…
ある日、親友のアヤと街を歩いていると困っているおばあさんに出会う。
アヤと協力してそのおばあさんを助けると、ミサキはなんだか心が温かくなるのを感じた。
「こうやって徳を積んで、来世に期待するか〜!」と半ば現世あきらめモードのミサキに
「徳を積むと現世でも良いことあるのよ!」とアヤ。
そのメリットと持つべき心得を解説、それを聞いたミサキは…
ストーリーとともに楽しく、わかりやすく解説していますので、本記事と合わせてぜひご覧ください!
行動あるのみ!徳を積むための具体的な方法
「徳を積みたいけれど、何をすればいいかわからない!」という人もいるでしょう。
ここでは、今日からでもできる徳を積むための方法について紹介していきます。
どれもささやかな行為なので、ぜひ習慣にして徳を積み重ねていってくださいね。
継続することで人間性を高めることができますよ。
掃除をする
汚れているところをキレイにすることは、徳を積むことに直結します。
まずは自宅の掃除からはじめましょう。
さらに、汚れの気になる会社のシンクの清掃、実家の掃除の手伝いなども徳を積むことにつながります。
キレイな空間にすることで心も清らかになるものです。
気になるところがあれば、積極的に掃除を行いましょう。
誰も見ていないところでゴミを拾う
道端や公園に空き缶などが放置されていることって多いですよね。
そうしたゴミを見つけたら積極的に捨てることで、徳を積むことにつながります。
みんなが使う場所がキレイになれば、後から来る人のためにもなりますよね。
誰も見ていないときこそ、ゴミが落ちていたら拾うことを心がけましょう。
募金や寄付をする
お金を寄付することも、善行の1つです。
大金でなくても、コンビニで買い物をした際におつりを募金するだけでもOK。
そのお金は困っている人や世の中の役に立つことになります。
ただし、募金や寄付をする相手には注意してください。
近年は、金儲けのための寄付団体も存在します。
せっかくのお金をムダにしてしまわないためにも、使い道が明らかとなっている信頼性の高いところに寄付しましょう。
綺麗な言葉を使う
徳を積むためには、綺麗な言葉遣いも大切です。
汚い言葉は周囲を不快にする原因となります。
逆に美しい言葉遣いなら、周囲も自分も心地よく過ごすことができます。
口に出す言葉の波動によって、一度何かを発したらまた同じことを言いたくなるような現象が訪れるといわれているので、「ありがとう」「感謝します」といった言葉は積極的に伝えるようにしましょう。
誰に対しても笑顔で振る舞う
徳を積む方法としては、誰に対しても笑顔で振る舞うこともポイントです。
過剰に笑顔でいる必要はありませんが、普段から柔らかい態度や表情で接することが大切です。
逆に、怖い表情やイライラした態度はマイナスの感情を生んでしまいます。
周囲の人と気持ちよく過ごすためにも、ぜひ笑顔を心がけてくださいね。
人に親切にする
困っている人に親切にすることは、徳を積むことにつながります。
席を譲ってほしそうなお年寄りや、道に迷った人などには、ぜひ積極的に声をかけてみてください。
また、身近な困っている人にも親身になって相談に乗りましょう。
損得勘定のない親切な振る舞いで、人徳もどんどん高まっていきます。
人の幸せを心から祈る
人にはどうしても「羨ましい」「妬ましい」というマイナスな感情があるものです。
しかし、他人の幸せを心から祈ることで、徳を積むことができます。
直接手を差し伸べられなくても、相手の幸せを願うことが大切なのです。
徳を積むための心得
徳を積むためには、ただ良さそうな行動をするだけではいけません。
正しい心持ちで善行に励むことが大切です。
人の役に立ちたいという思いで行動する
徳を積むような行為を行うときは、何よりも人の役に立ちたいという思いで行動することが大切です。
役に立ちたいということが動機であれば、困っている人の気持ちをキャッチしやすくなるでしょう。
そして人に感謝されることが喜びにつながっていくはずです。
自分の気持ちをないがしろにしない
徳を積むことと、自分を犠牲にすることはイコールではありません。
自分自身を大切にできないと、他人を大切にすることはできないからです。
徳を積むことは本来、自分も他人もハッピーな気持ちになること。
自分の気持ちと正直に向き合い、自分が心からやりたいことをやるのが大切です。
見返りを求めない
徳を積みたいと思うなら、見返りは求めないようにしましょう。
場合によっては、親切のつもりでも迷惑がられてしまうこともあります。
そこで「せっかくこれだけしてやったのに!」と思ってしまうなら、お礼という見返りを求めていたに過ぎません。
また、助けてやったからと、物やお金を求めるのは言語道断です。
報酬などの見返りを求めない行為こそが、徳を積むことにつながるのです。
不平不満・悪口を言わない
思い通りにいかないと、ついつい不平不満や悪口が出てしまうものです。
しかし、なるべくそうしたマイナスの感情は口に出さないようにしましょう。
不平不満や悪口・陰口は、自分や周りにネガティブな影響をもたらします。
周囲を不快にするだけでなく、せっかくこれまで徳を積んで呼び寄せた運気や良い縁も遠ざかってしまうでしょう。
自分からは悪口は言わず、周囲に悪く言われたときも聞き流すことが大切です。
徳を積むことは幸せな恋にも繋がる!
徳を積むためには、相手に見返りを求めず、相手が喜ぶ行動、言動を積み重ねることが大事です。
恋愛においてもプラスに活かすことができる考え方なので、徳を積むことは幸せな恋にも繋がります。
これから新しい恋をスタートさせる人は、「徳を積む」行動・言動を意識してみてくださいね。
これから素敵な恋を探すなら、「ハッピーメール」の利用がおすすめです。
累計会員数3,000万を超えるマッチングアプリで、自分のタイプの異性とかんたんに出会うことができます。
登録無料ですぐに利用できるので、ぜひ素敵な恋をスタートさせてくださいね!
プロフィール画像をしっかり添付するのも忘れないようにしましょう。
徳を積むことは幸せ貯金をすること
徳を積むことは、見返りのない地味な行為かもしれません。
しかし、そうした善行を重ねることは自分も周りもポジティブにし、結果として良い縁や幸運を呼び寄せることになるでしょう。
徳を積む行為は、ほぼお金をかけずにできる行動ばかりです。
今の自分を変える対処法として実践してみてはいかがでしょうか。
きっと心が清らかになり、幸せも舞い込んでくるでしょう。