失恋して眠れない原因&効果的な対処法とは?辛い状況から立ち直る方法
男性でも女性でも失恋すると、夜ベッドに入っても眠れないことがあります。
寝不足の状態が続けば、日常生活に支障をきたしてしまうかもしれません。
そこで今回の記事では、失恋して眠れない原因や効果的な対処法を解説します。
好きな人に振られて辛い日々を過ごしている人は、ぜひ参考にしてみてください。
失恋して眠れない原因
まずは失恋して眠れない原因を紹介します。
以下の内容に心当たりがないかチェックしてみてください。
失恋したことに納得できていない
失恋したことに納得できていないと、眠れない夜に悩まされることがあります。
脈ありサインを見せてくる相手に振られたり、大好きな恋人に突然別れを告げられたりすると、未練が残りやすくなるものです。
現実をなかなか受け止められなければ四六時中、相手のことばかり考えてしまいます。
夜にベッドの上で悶々としてしまうため、なかなか眠れなくなるのでしょう。
過去の恋愛に悔いが残っている
悔いの残る失恋をすると「もっと○○していたらよかったのでは?」と、つい過去の恋愛を振り返りたくなります。
夜に一人反省会を開いてしまえば、後悔の念に駆られて眠れなくなるでしょう。
片思い相手や元恋人に未練が残ると、いつまでもクヨクヨ考えてしまうため、寝つきが悪くなるのです。
一人になると孤独感に襲われる
失恋して大事な人を失うような感覚を味わえば、孤独感に悩まされる人が多いでしょう。
昼間は仕事仲間や友人と関わることで気が紛れますが、夜はそうもいきません。
自分の部屋で一人になると、孤独感に襲われることがあります。
とくに毎晩、電話やLINEをしていた相手に振られたときは、寂しさが押し寄せてきて眠れなくなってしまうのです。
自律神経のバランスが乱れている
正常であれば、就寝前は体を休める作用がある副交感神経が優位になるものです。
しかしストレスが多い状態のときは、自律神経が乱れて交感神経が活性化されます。
夜になっても交感神経が優位なままだと、寝つきが悪くなりがちです。
興奮状態が続くことで、目が冴えてしまいます。
夜に眠れなくなるのは、失恋によるストレスが原因かもしれません。
やる気が湧かずダラダラ過ごしている
失恋すると何もしたくなくなり、家でダラダラ過ごしがちな人もいます。
平日も休日も外出を避けていれば、さほどエネルギーを消費しません。
ダラダラ過ごしていると疲れないので、夜になっても眠れないことがあります。
失恋するとやる気がなくなるかもしれませんが、日中は家事をしたり軽くお散歩したりして、適度な疲労を感じられるよう活動するのがおすすめです。
失恋して眠れないときの対処法
眠れない日が続くと日常生活に悪影響を及ぼします。
失恋のせいで夜眠れないときは、次の対処法を試してみてください。
ぬるめのお湯で入浴する
心身が興奮モードの状態では、スムーズに眠れません。
失恋のせいで自律神経が乱れていると感じるなら、お風呂の入り方を変えてみましょう。
38度〜40度のぬるめのお湯で入浴すると、副交感神経が働きリラックス効果を得られる可能性があります。
高温浴では交感神経が刺激されるので気をつけてください。
ぬるま湯で興奮モードから休養モードに切り替えれば、スムーズに眠れるはずです。
30分ほど日光を浴びる
自然な睡眠へ誘導するホルモンの「メラトニン」は、脳内の神経伝達物質「セロトニン」から作られています。
つまりセロトニンの分泌量が少ないと、メラトニンの量も少なくなるわけです。
質の高い睡眠を得るためには、セロトニンを増やすことが欠かせません。
午前中に30分ほど日光を浴びて、積極的にセロトニンを合成しましょう。
起床後に窓を開けたり外に出たりして直接、太陽光を浴びるのがポイントです。
リラックスできる音楽を聴く
リラックスできる音楽は、脳の働きを落ち着かせ、眠気を促す効果が期待できます。
眠れない夜が続くなら、ストレス解消作用のあるα波を誘発する曲を聴いてみてください。
たとえば、クラシック音楽やヒーリングミュージックをセレクトするのがおすすめです。
就寝前に聴くことで、自然と眠くなってくるでしょう。
就寝前にアロマの香りを楽しむ
失恋して眠れないときは、嗅覚の力を活用してみましょう。
アロマの香りを鼻から吸い込むと、自律神経のバランスが整う効果が期待できます。
副交感神経が優位になることで、心身をリラックスモードへと切り替えられるでしょう。
睡眠の質を上げたいのなら、ラベンダー・オレンジ・ベルガモットの香りがおすすめです。
いろいろなアロマを試してみて、不安が和らぐアイテムを見つけてみてください。
思いっきり泣く
失恋して辛いときは、思いっきり泣くことでスッキリできるかもしれません。
涙にはストレスホルモンの「コルチゾール」を、体外に流し出す作用があるといわれています。
一人になったときは、我慢せずに思いっきり泣いてみましょう。
たくさん涙を流すことでストレスが緩和され、眠れるようになるかもしれません。
失恋して辛い状況から立ち直る方法
辛い気持ちを抱えたままでは、寝不足の日々が続いてしまいます。
失恋して眠れない状況を解消するには、次の方法を試してみてください。
友人や家族と一緒に過ごす
一人でいるとつい過去の恋愛を考えてしまいます。
とくに夜は孤独を感じて不安に襲われがちです。
毎日、振られた相手や元恋人を思い出していれば、なかなか未練を断ち切れません。
現状を打破するには、できるだけ友人や家族と一緒に過ごして、気を紛らわしましょう。
どうしても気分が落ちてしまうときは、信頼できる人に悩みを打ち明けてみてください。
今の状況を話すことで心のモヤモヤを解消できる可能性があります。
相手につながるものは排除する
辛い失恋から立ち直るには、好きな人からもらったプレゼントや一緒に撮った写真・動画など、相手につながる思い出の品は処分してしまいましょう。
過去の恋愛を思い出すようなものがなくなれば、徐々に忘れることができるはずです。
できれば思い出の品だけでなく、相手の連絡先やSNSも消去してください。
相手につながるものを全部捨てることで、過去への執着を手放せるかもしれません。
趣味や仕事に没頭する
過去の恋愛を忘れられないのなら、趣味や仕事に没頭しましょう。
忙しく過ごしていると、失恋のことを考えずにすみます。
趣味を楽しんでいれば、ストレス過多の状態を抜け出せるかもしれません。
また、仕事に励むことで、職場での自分の評価が上がる可能性もあります。
辛い状況から立ち直るきっかけになるはずですので、まずは何かに没頭してみてください。
新しい出会いを探す
失恋から立ち直る方法のひとつとして、新しい出会いを探すことが挙げられます。
案外すぐ近くに素敵な異性がいるかもしれません。
出会いの場に積極的に足を運んだり、マッチングアプリを利用したりしてみましょう。
新しい出会いが見つかれば、失恋の痛手から回復できるはずです。
失恋後にやりがちなNG行動
失恋後についやりがちなNG行動があります。
次のような行動をとれば辛い状況から抜け出すことはおろか、自己嫌悪に陥ることになるので注意しましょう。
周囲の人に八つ当たりする
失恋の辛さから周りの人に八つ当たりしたくなるかもしれません。
理不尽な行動をとられれば、誰だって不快になります。
いくらストレスが溜まっていても、関係のない人を不満のはけ口にするのはやめましょう。
八つ当たりをすれば、周りの人を遠ざけてしまいます。
より辛い状況になりかねないので、身近な人に当たり散らすのは控えてください。
お酒を浴びるように飲む
失恋の辛さをお酒の力で忘れようとする人もいるでしょう。
しかし、記憶をなくすほど飲めば、大失態をおかしてしまうかもしれません。
最悪の場合、アルコール中毒になってしまうリスクもあります。
現実逃避したいからといって、お酒を浴びるように飲むのはやめておきましょう。
好きな人にしつこく連絡する
未練がましく、好きな人に何度も連絡をとるのもNGです。
しつこく電話やLINEをすれば、相手に嫌われるどころかストーカー認定を受けてしまう恐れがあります。
好きな人から折り返しの連絡がないのなら、それが答えです。
反応がないのに電話やLINEをし続けるのは絶対にやめましょう。
失恋して眠れないときは睡眠薬の使用を検討するのもアリ
失恋のショックで眠れないときの対処法を紹介しましたが、もし一向に改善しないのであれば、心に病を抱えているのかもしれません。
なかなか立ち直れないときは、心療内科の医師に相談することを検討しましょう。
生活習慣の見直しや睡眠薬を服用することで、少しずつ改善に向かう可能性があります。
眠れない日が続いて辛いときは一人で抱え込まず、ぜひ専門家に相談してみてください。
- 失恋して眠れないのは、「失恋したことに納得できていない」「過去の恋愛に悔いが残っている」「一人になると孤独感に襲われる」などが原因として考えられる
- 失恋して眠れないときの対処法には、「ぬるめのお湯で入浴する」「30分ほど日光を浴びる」「リラックスできる音楽を聴く」などがある
- 失恋して辛い状況から立ち直るには、「友人や家族と一緒に過ごす」「相手につながるものは排除する」「趣味や仕事に没頭する」などの方法がある
- 失恋後にやりがちなNG行動として、「周囲の人に八つ当たりする」「お酒を浴びるように飲む」「好きな人にしつこく連絡する」ことが挙げられる