浅はかな人間ってどんな人?行動から見える9つの特徴・考え方&対処法とは

深く考えないで行動したり、物事の本質を理解していなかったりする人を「浅はかな人」と呼びますよね。
職場の同僚や友達など、身近な人間関係に浅はかな考え方の人がいて接し方に悩んでいる人も多いでしょう。
この記事では日常的に使われる「浅はか」の意味と浅はかな人の特徴や考え方を解説します。
また浅はかな人への対処法も紹介するので、ぜひ参考にしてください。
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「浅はか」とは?
「浅はか」は日常的に使う言葉です。
そのため当たり前と思っていた意味が意外と違っていたりすることはよくあります。
まずは「浅はか」の意味や類語、使い方、英語表現を紹介するので、きちんと理解しておきましょう。
意味
「浅はか」とは、思慮(注意深く考えること)が足りない、軽々しいといった意味です。
つまり「浅はかな人」とは、深く考えずに行動したり、物事を軽く見ていたりする人を指します。
計画性や想像力のなさを指摘するときに使われることが多く、あまり良い意味の言葉ではありません。
類語
「浅はか」に似た意味の言葉として
- 軽率
- 向こう見ず
- 短絡的思考
などがあげられます。
「軽率」は深く考えずに軽々しく行うこと。
「向こう見ず」は後先考えずに行動する人を指します。
「短絡的思考」は物事の本質に目を向けず、本来関係ない事柄を結びつけてしまう思考的欠陥のことです。
どれも「浅はか」と同じような意味なので、状況によって使い分けましょう。
使い方
「浅はか」は主に深くない考え方やそれをする人に対して使います。
3つの「浅はか」を使った例文を紹介するので、参考に言葉選びをしましょう。
- ここで結論を急ぐのは浅はかな考えだ
- 浅はかな人は商品レビューを読まずにネットショッピングする
- 好きな女性に振られたから悪口を言うなんて、本当に浅はかな男だ
浅はかな人間ってどんな人?特徴や考え方
浅はかな人はどんな人間関係にも1人はいるもの。
具体的に、どのような人が浅はかな考え方を持っているのでしょうか。
ここでは浅はかな人の特徴や考え方を解説するので、あなたの周りにいないかチェックしましょう。
考えなしに行動に移してしまう
浅はかな人は、考えなしに行動に移してしまうのが特徴です。
あれこれ考えるのは苦手なので、思いついたら実行する以外の選択肢がありません。
ろくに準備や情報収集をしないので、うまくいかないことの方が多いでしょう。
失敗したときを想定していないので、対処が遅れて大きなトラブルに発展することもしばしば。
「行動力がある」と言えば聞こえは良いですが、周りに迷惑をかけるような場合は考えものですね。
見た目だけで相手を判断する
浅はかな人は、見た目だけで相手を判断することが多いです。
詳しく知りもしないのに外見や態度など、相手のほんの一部だけで「こういう人間だ」と性格や人間性まで決めつけてしまいます。
また同僚が一度ミスをしただけで「あいつは仕事ができない」と判断してしまうこともあるでしょう。
人のアドバイスを受け付けない
浅はかな人には「自分が正しい」という自信過剰な思い込みがあります。
そのため、人のアドバイスを受け付けないのも特徴です。
とくに自分の考えが否定されるような意見には耳を貸そうともしないでしょう。
自分と違う意見は間違っていると決めつけているので「話を聞くのも時間の無駄」とさえ思っている可能性もあります。
また「自分が騙されるはずない」と思い込んでいるので、うまい儲け話に簡単に引っかかってしまうことも少なくないでしょう。
すぐに嘘・言い訳をする
浅はかな人は、すぐに嘘や言い訳をするのも特徴です。
仕事でミスをしたときに、賢明な人であれば事態を悪化させないように、すぐに報告して謝罪しますよね。
しかし浅はかな人はミスに気づいても、目先のことしか考えていないので、平気で嘘や言い訳をしてその場を取り繕おうとします。
その結果、周囲を裏切って信頼されなくなる方が不利に働くことを理解できていないのです。
損得勘定で行動している
浅はかな人の行動に「なんて自分勝手なんだ」と、イライラしたことがある人も少なくないでしょう。
それは損得勘定で行動しているからです。
一見、自分が損すると思えても、他人に力を貸すことは、将来の自分にいい結果として返ってくるものです。
浅はかな人は、目先の自分のことしか考えていないので、相手が困っていても見て見ぬふりをします。
もし、そんな浅はかな人が困っていても、誰も手を差し伸べようとはしないでしょう。
頼みごとを適当に承諾する
浅はかな人は客観的に物事を捉えることができず、自分自身を過大評価してしまう傾向にあります。
「自分ならできる」という思い込みがあるので、頼みごとを適当に承諾することが多いです。
計画性がないので、ろくにスケジュールを確認せずに依頼を引き受けたり、根拠のない自信から難しい仕事も二つ返事で承諾してしまったりするでしょう。
その結果キャパオーバーになって、最後までやり遂げられず、相手に迷惑をかけるだけでなく、期待を裏切ることになります。
先に起こり得る想像ができない
浅はかな人は長期的な視点で物事を捉えることができません。
「これをしたらどうなるか」「こう言ったら相手がどう思うか」など、先に起こり得る想像ができないのも特徴といえます。
自分の言動が、どういった結果に結びつくのか想像力を働かせることができないので、単純なミスをしたり、他人を傷つけたりしてしまうのです。
失敗しても深く考えない
誰でも失敗したときは落ち込んだり、同じことが起きないように努力したりしますよね。
失敗した経験を教訓に変えて、人は成長していくものです。
しかし浅はかな人は失敗しても深く考えません。
計画性のなさや知識不足など、自分に原因があっても「なぜ失敗したのか」を考えないので、同じような失敗を繰り返してしまいます。
すぐに感情的になる
浅はかな人は理性よりも、気持ちを優先する傾向があります。
すぐに感情的になってしまうのも特徴の1つです。
任された仕事もやる気が出るまで、いつまでも手をつけなかったり、気に入らないことがあればイライラしたりと、感情をコントロールできません。
人間関係でトラブルを抱えやすく、自分勝手で子どもっぽい性格の持ち主でもあります。
【相手別】浅はかな人への対処法
身の回りにいる浅はかな人に振り回されて、うんざりしている人もいるでしょう。
身近な人であれば、簡単に関係を断ち切ることはできないので、接し方に悩みますよね。
最後に恋人・好きな人・友達の3つのパターン別に浅はかな人への対処法を紹介するので、上手に立ち振る舞いましょう。
恋人
恋人に浅はかな言動が目立つと「このまま付き合っていて大丈夫かな」と不安になるでしょう。
付き合っていて感じた不満や直してほしい部分を、素直に伝えることが大切です。
ただ性格や考え方は簡単に克服できるものではありません。
悪い面ばかり気にするのではなく、行動力があるところや前向きな考え方など、良い面に目を向けましょう。
また計画を立てるのが苦手なら、大きな買い物や旅行など、2人で目標を立てるのも効果的な改善方法です。
目標のために貯金したり、節約したりと計画的な行動を習慣づけることで、徐々に浅はかな考え方は克服できるでしょう。
好きな人
付き合う前に好きな人が浅はかな言動をしても、なかなか指摘することができませんよね。
相手を傷つけたり、嫌われたりしてしまう可能性もあるので、指摘するのは関係を深めてからがおすすめです。
かといって、我慢したままでは良好な関係を築くことはできません。
関係を深める前に、相手の浅はかな部分を受け入れるか冷静に判断して、今後の恋愛の進め方を検討しましょう。
友達
友達に浅はかな人がいる場合は、距離を置くのが効果的な対処法です。
指摘してあげるのも優しさですが、相手があなたの言葉に耳を貸さなければ、いくら話し合っても意味がありません。
一緒にいてもストレスを溜め込んだり、トラブルに巻き込まれたりするだけです。
取り返しがつかなくなる前に深く関わらないようにしましょう。
浅はかな人は考えが浅いので付き合いはよく見据えよう!
浅はかな言動で周囲に迷惑をかける人がいると、注意したくなる気持ちは分かります。
しかし浅はかな人は考え方も浅いので、自分のためにしてくれている注意に耳を傾けようとはしないでしょう。
いくら注意しても改善はされず、さらにストレスを溜め込むだけです。
デメリットが多い人間関係まで良好に保とうとする必要はありません。
恋人・好きな人・友達との関係性をよく考えた上で、このページで紹介した対処法を参考にするようにしましょう。
浅はかな人との付き合いはよく見据えることをおすすめします。
- 「浅はか」とは深く考えずに行動したり、物事の本質を理解しなかったりすること
- 浅はかな人の特徴は「嘘・言い訳が多い」「すぐに感情的になる」など
- 浅はかな人の考え方に「損得勘定を優先する」「失敗しても深く考えない」などがある
- 浅はかな人への対処法は「恋人なら指摘する」「好きな人なら受け入れる」「友達なら距離を置く」